LANdeVOICE LINE IN ⁄ OUTモデルを放送機器に繋げて、構内放送の延長が可能です。
構成及び設定内容例
構成例
放送元の放送機器にLANdeVOICEを接続し、IPネットワーク網経由で遠隔地に放送を延長することが可能です。
A拠点の放送機器にLANdeVOICEを接続し、放送機器からの接点出力(LANdeVOICE側は接点入力)にて、B拠点のLANdeVOICEへ(※1)発信します。B拠点のLANdeVOICEは着信により接点出力で放送機器を起動し、放送機器の起動時間分待ってから応答(オフフック)します。A拠点のLANdeVOICEは、B拠点のLANdeVOICEがオフフックしたら接点出力にて回転ライトを点灯させるので(※2)、放送を開始します。
- ※1 A拠点にPBSP-SIOを使用する場合は、あらかじめセレクタスイッチを宛先に合わせます。
- ※2 LANdeVOICEが見える場所に設置されている場合は、本体のLEDにて放送開始タイミングがわかります。A拠点にSP401以外を使用する場合は、回転ライトでは放送開始タイミングをお知らせできないので、本体LEDにて確認する形になります。
電話番号設定ファイル(phone.ini)
電話番号を設定します。
電話番号設定ファイル(phone.ini)
- A拠点:SP401
- 50 192.168.1.11:4445 ! 構内放送50
- A拠点:PBSP-SIOの場合
- [S01] 192.168.1.11:4445 ! 構内放送 セレクタスイッチ1
システム設定ファイル(syscnfg.ini)
使用するポート番号と接点入出力等の設定をします。機種によって設定が異なります。
システム設定ファイル(syscnfg.ini)
- ※ CCHパラメータは、LANdeVOICE2・3シリーズ及びLANdeAUDIO端末では、基本設定ファイル(netcnfg.ini)に設定するパラメータとなります。
- ※ 記載のないパラメータについては、工場出荷時設定もしくは環境に合わせて設定してください。
- A拠点:SP401の場合
- CCH 4445
INPUT_TYPE 0 ! L.IN ⁄ MICポートをLINE入力で利用する
CIO_SELECT 1 ! C.IN ⁄ OUT2ポートを接点入力で利用する
CIN_SETUP 2 ! 接点入力ONで発信、OFFで切断
CIN_DIAL 50 ! 接点入力発信先番号
LEVEL_MODE 1 ! L.IN ⁄ MICの音量レベルに連動して、LEVEL LED色が変化 - A拠点:PBSP-SIOの場合
- CCH 4445
SPPSW MSIG ! 接点入力ONで発信、OFFで切断 - B拠点:SP401の場合
- CCH 4445
CT_SET 0 1 ! ct.wavを1回再生
CT_DELAY 2000 ! 着信からct.wav再生までを2秒遅延させる
BT_SET 0 ! 終話から0秒で待機状態(ビジートーンを再生しない)
LEVEL_MODE 0 ! L.OUTの音量レベルに連動して、LEVEL LED色が変化 - B拠点:PBSP-SIO、PBSP-BLの場合(マイク・スピーカはch.2のためCCHに注意)
- CCH 4444
SPPSW NONE ! 接点入力による発着信を無効
DLYCONN 2 ! マイク・スピーカ:2秒で自動着信
CALLTONE ON ! スピーカ:着信から応答までコールトーンを鳴らす
TERMBT OFF ! スピーカ:終話時ビジートーンを鳴らさない
OUTCTRL1 1 0 ! 接点出力 待機時開放 着信時ショート
【LdV4シリーズ】 アクション設定ファイル(action.ini)
接点出力動作を設定します。
アクション設定ファイル(action.ini)
- A拠点:SP401
- [COUT1]
OFF "LDVEVN_SP1 IDLE" ! 待機時 C.OUT1開放
ON "LDVEVN_SP1 CONNECTED" ! 通話開始時 C.OUT1ショート - B拠点:SP401
- [COUT1]
OFF "LDVEVN_SP1 IDLE" ! 待機時 C.OUT1開放
ON "LDVEVN_SP1 RINGING" ! 着信時 C.OUT1ショート
基本設定ファイル(netcnfg.ini)
LANdeVOICE端末のIPアドレス等、基本設定を設定してください。
基本設定ファイル(netcnfg.ini)