VoIP機器LANdeVOICEのPT402を使用して、IPネットワーク網で交換機(PBX)の内線を延長することが可能です。
構成及び設定内容例
構成例
LANdeVOICEのPT402を交換機(PBX)の単独電話回線(SLT ⁄ SLI)に接続し、交換機の内線(200及び300)をネットワーク経由で延長します。
A拠点の電話機Cから、内線200もしくは300をダイヤルすると、内線延長された電話機Dもしくは電話機Eが呼び出されます。
公衆網からの電話をA拠点側の電話機で受け、B拠点側の電話へ転送することも可能です。
B拠点のアナログ電話機の受話器を上げると自動でA拠点のLANdeVOICEに発信します。
A拠点のLANdeVOICEが着信するとセカンドダイヤルトーンが聞こえるので、外線番号(0発信の場合は頭に0)もしくは呼び出したい内線番号(200・300・600)をダイヤルします。
フッキングリレー機能を使って、電話機D・Eのフッキングを、A拠点PT402経由でPBXへ通知することも可能です。
電話番号設定ファイル(phone.ini)
電話番号を設定します。
電話番号設定ファイル(phone.ini)
- ※ 接続できるアナログ電話機の数は、機種によって異なります。
- A拠点
- 200 192.168.1.11:4445 ! 内線延長200 B拠点 電話機D
300 192.168.1.11:4446 ! 内線延長300 B拠点 電話機E - B拠点
- [40] 192.168.1.10:4445 ! A拠点 ch.1
[50] 192.168.1.10:4446 ! A拠点 ch.2
システム設定ファイル(syscnfg.ini)
使用するポート番号、自動発信等の設定をします。
また、接続する交換機に合わせて、関連パラメータの設定を行ってください。
転極パルスを出力することができない交換機と接続する場合は、PT402のAD_MODEパラメータを「0」(オフフックしないでIP網へ発信する)に設定してください。
システム設定ファイル(syscnfg.ini)
- ※ CCHパラメータは、LANdeVOICE2・3シリーズ及びLANdeAUDIO端末では、基本設定ファイル(netcnfg.ini)に設定するパラメータとなります。
- ※ 記載のないパラメータについては、工場出荷時設定もしくは環境に合わせて設定してください。
AUTODIAL1 200 ! 自動発信 内線200
AUTODIAL2 300 ! 自動発信 内線300
CTRING 0 ! NTTパターン以外の呼出信号
DIALSELECT 0 ! 選択信号 PB(DTMF)信号
AD_MODE 1 ! オフフックしてIP網へ発信する
AUTODIAL1 40 ! 自動発信 40
AUTODIAL2 50 ! 自動発信 50
基本設定ファイル(netcnfg.ini)
LANdeVOICE端末のIPアドレス等、基本設定を設定してください。
基本設定ファイル(netcnfg.ini)