VoIP機器LANdeVOICEを使用して、インターホン(ドアホン)のIP化が可能です。
IPネットワークがあれば、遠隔での対応や機械制御も可能です。
構成及び設定内容例
構成例
LANdeVOICE DA401にインターホンと押しボタンを接続し、それぞれ別の発信先を設定して、押しボタンを緊急通報ボタンとして利用することができます。
無人窓口インターホンを押すと、サポート窓口電話機に発信します。
押しボタンを押すと、あらかじめ設定した緊急連絡先(セキュリティ会社等)に発信します。
サポート窓口電話機から、無人窓口インターホンへの自動発信もできます。
公衆網からの着信は、無人窓口インターホンへ繋がります。
インターホンとの通話の終了はサポート窓口電話機、緊急連絡先側からのみ行えます。
電話番号設定ファイル(phone.ini)
電話番号を設定します。
電話番号設定ファイル(phone.ini)
- ※ 接続できるアナログ電話機の数は、機種によって異なります。
- 無人窓口 DA401
- 400 192.168.1.11:4445 ! インターホンボタン サポート窓口電話機
[500]<0312345678> 192.168.1.12:4445 ! 接点入力押しボタン 緊急連絡先 - サポート窓口 PB402
- 300 192.168.1.10:4445 ! 内線300 無人窓口インターホン
- 公衆網接続 PT402
- 300 192.168.1.10:4445 ! 内線300 無人窓口インターホン
システム設定ファイル(syscnfg.ini)
使用するポート番号、自動発着信、接点出力の設定をします。
公衆網との接続にPT402を使用する場合は、AD_MODEパラメータ(オフフック設定)についても、お客様のポリシーに従ってPT402に設定してください。
システム設定ファイル(syscnfg.ini)
- ※ CCHパラメータは、LANdeVOICE2・3シリーズ及びLANdeAUDIO端末では、基本設定ファイル(netcnfg.ini)に設定するパラメータとなります。
- ※ 記載のないパラメータについては、工場出荷時設定もしくは環境に合わせて設定してください。
- 無人窓口 DA401
- CCH 4445
TALK_SETUP 7 ! インターホンによる発信を有効
TALK_DIAL 400 ! インターホン押下 受付電話機へ発信
DA_SET -1 1 ! インターホン押下 「ピンポーン」と1回再生
CIO_SELECT 1 ! C.IN/OUT2を接点入力として使用する
CIN_SETUP 7 ! 接点入力による発信を有効
CIN_DIAL 500 ! 接点入力押しボタン押下 緊急連絡先へ発信
RTY_SETUP 0 0 ! 発信先が話中だった場合再発信しない(変更不可。省令により規制)
BT_SET 0 ! 終話時に内蔵ビジートーンを再生しない
CT_SET 0 ! 着信時0秒で応答
LEVEL_MODE 0 ! インターホンから出力される音量レベルに連動して、LEVEL LED色が変化 - 公衆網接続 PT402
- CCH 4445
AUTODIAL1 300 ! 自動発信 無人窓口インターホン
AD_MODE 0 ! オフフックしないでIP網へ発信する
CTRING 2 ! (公衆網接続:NTTパターン)2回目の鳴動でIP網へ発信する - サポート窓口 PB402
- CCH 4445
AUTODIAL1 300 ! 自動発信 無人窓口インターホン
基本設定ファイル(netcnfg.ini)
LANdeVOICE端末のIPアドレス等、基本設定を設定してください。
基本設定ファイル(netcnfg.ini)