マルチキャスト受信設定ファイル
server.ini(サーバーイニ)
マルチキャスト一斉放送で、どの放送を受信するかの設定ファイルです。MTSV使用構成の放送受信端末でのみ使用するオプションファイルです。
- LANdeVOICE4シリーズ Webブラウザで設定
-
- SP401
- PBSP403
- LANdeVOICE2・3シリーズ ファイルを作成して送信
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- KA02
- PBSP、PBSP-SIO、PBSP-BL
LANdeVOICE4シリーズ Webブラウザで設定
- SP401
- PBSP403
端末にアクセスして、Webブラウザで設定します。
記述ルールに従い、受信するマルチキャスト放送のチャンネル番号(マルチキャスト放送サーバのphone.tblに設定したMCH番号)を編集して、設定ページ下にある「設定変更」ボタンを押下します。
端末が再起動するので、起動するまで電源を切るなどの操作は行わないで下さい。
設定ファイル共通記述ルール
- 半角文字で記述します。
- パラメータを記述した場合は、設定値も必ず記述します。未記述にすると、正常に動作しない場合があります。
- 1つの設定は1行(改行なし)で記述します。複数行にまたがることは出来ません。(action.iniを除く)
- スペースは1文字分以上の半角スペースを記述します。
- 「 ! 」(半角のエクスクラメーションマーク)を入力すると、「 ! 」に続く文字列はコメント文となり設定に反映されません。コメント文には全角文字も使用可能です。コメント文は改行により終了します。設定に対する補足説明等、設定ファイル内にコメントをメモしたい場合に使用してください。また、行の先頭に「 ! 」を付ければ設定自体を無効にできます。
server.ini記述ルール
- MTSVの「phone.tbl」に設定したマルチキャスト放送チャンネル(MCH)から、受信したい放送チャンネルを記述します。
- 記述方法
- 記述例
- 1つの「MCHパラメータ」に対し、複数の放送チャンネルを記述することが可能です。また、複数の「MCHパラメータ」に分けて記述することもできます。
1チャンネルずつ記述して、コメント文で何の放送チャンネルを受信するのか記載するのもわかりやすいです。
MCH 1 ! 緊急放送(最優先)
MCH 11 ! 地区放送(優先度4) - 複数の放送チャンネルを受信中に他の放送チャンネルを受信した場合、どちらの放送を優先するかはMTSV側で(MTSVの「phone.tbl」にて)設定されています。
- ※ 入力フォームの大きさは、フォームの右下をドラッグすることで変わります。
LANdeVOICE2・3シリーズ ファイルを作成して送信
- KA02
- PBSP、PBSP-SIO、PBSP-BL
- LA01
メモ帳などのテキストエディタでマルチキャスト受信設定ファイル(server.ini)を作成し、「Tera Term」で端末にファイルを送信します。
1. 端末へアクセスする
端末とパソコンを繋いで、端末へアクセスします。
LANdeVOICE2・3シリーズ 端末アクセス方法
2. 現在のマルチキャスト受信設定を表示する
- ※ Tera Termでの設定は、待機状態時(LEDで確認)に行ってください。
「type server.ini」と入力し、「Enter」キーを押すと、現在のマルチキャスト受信設定が表示されます。
- ※ 工場出荷時設定の場合、機種によっては「server.ini」が存在しません。
その場合「file not found "server.ini"」と表示されますので、メモ帳などのテキストエディタを起動し、「5. マルチキャスト受信設定を編集する」に進んでください。
3. 現在のマルチキャスト受信設定をコピーする
「$type server.ini」から「$」までの間の行をドラッグし、「編集(E)」-「コピー(C)」を選択します。
- ※ 「$type server.ini」と「$」の行はコピーしません。
4. コピーした現在のマルチキャスト受信設定をテキストエディタに貼り付ける
メモ帳などのテキストエディタを起動し、コピーした現在のマルチキャスト受信設定をテキストエディタに貼り付けます。
- ※ Windows7の場合:「スタートメニュー」-「すべてのプログラム」-「アクセサリ」-「メモ帳」
5. マルチキャスト受信設定を編集する
記述ルールに従い、設定を編集します。
設定ファイル共通記述ルール
- 半角文字で記述します。
- パラメータを記述した場合は、設定値も必ず記述します。未記述にすると、正常に動作しない場合があります。
- 1つの設定は1行(改行なし)で記述します。複数行にまたがることは出来ません。(action.iniを除く)
- スペースは1文字分以上の半角スペースを記述します。
- 「 ! 」(半角のエクスクラメーションマーク)を入力すると、「 ! 」に続く文字列はコメント文となり設定に反映されません。コメント文には全角文字も使用可能です。コメント文は改行により終了します。設定に対する補足説明等、設定ファイル内にコメントをメモしたい場合に使用してください。また、行の先頭に「 ! 」を付ければ設定自体を無効にできます。
server.ini記述ルール
- MTSVの「phone.tbl」に設定したマルチキャスト放送チャンネル(MCH)から、受信したい放送チャンネルを記述します。
- 記述方法
- 記述例
- 1つの「MCHパラメータ」に対し、複数の放送チャンネルを記述することが可能です。また、複数の「MCHパラメータ」に分けて記述することもできます。
1チャンネルずつ記述して、コメント文で何の放送チャンネルを受信するのか記載するのもわかりやすいです。
MCH 1 ! 緊急放送(最優先)
MCH 11 ! 地区放送(優先度4) - 複数の放送チャンネルを受信中に他の放送チャンネルを受信した場合、どちらの放送を優先するかはMTSV側で(MTSVの「phone.tbl」にて)設定されています。
【KA02】独自パラメータ「REC_ADD」
- KA02では受信したマルチキャスト放送を録音することができます。
- 記述方法
REC_ADD(半角スペース) 録音する放送の優先度(半角スペース)録音種別 - 記述例
REC_ADD 1 1 ! 優先度1の放送を録音する
REC_ADD 23 1 ! 優先度23の放送を録音する
REC_ADD 25 0 ! 優先度25の放送を録音しない - 録音種別は「1」が録音する、「0」が録音しないです。
- REC_ADDを設定しない放送は録音されません。
6. 作成したファイルを保存する
作成したファイルをデスクトップ等、わかりやすい場所に保存します。
「ファイル(F)」-「名前を付けて保存(A)」で、「server.ini」というファイル名(ファイル名「server」、拡張子「ini」)をつけて保存してください。
7. 作成したファイルを送信する
作成したファイルを送信します。
ファイルの送信