LCS403
特長
LCS403は旧機種CCS401、UCS401、MCS401の機能を統合した、LANdeVOICE総合サーバです。
端末管理、呼制御、ユニキャスト一斉同報 ⁄ 会議通話、マルチキャスト一斉同報の機能を持っており、任意の機能を組み合わせて使用します。
複数のLANdeVOICE端末の一括管理や、一斉同報・会議通話の管理を行う「端末管理システム」を搭載し、サーバの冗長化にも対応しています。
最大800件の電話番号管理が可能で、1対1の同時通話数は最大200通話となります。
- ※ SIP対応モデルとは通信できません。
- ※ ユニキャスト機能とマルチキャスト機能を同時に使用することはできません。
端末管理システム
- 電話番号管理機能
- 複数の端末の電話番号を一括管理。
- 電話番号の変更があった際、全LANdeVOICEの設定変更を行う必要なし。
- 管理端末状態確認機能
- LCS403で管理するLANdeVOICE端末や、ユニキャスト機能 ⁄ マルチキャスト機能の状態を確認。
- ユニキャスト ⁄ マルチキャスト一斉同報管理機能
- ユニキャスト一斉同報 ⁄ 会議通話のグループや、マルチキャスト一斉同報の放送チャンネルを管理。
呼制御機能
- 代表電話番号機能
- 複数の端末の回線を1つの電話番号で運用し、通話していない回線を一斉に呼び出すことが可能。
- 1回線呼び出して通話中の場合に、次の回線を順次呼び出すという運用も可。
- ナンバーディスプレイ表示機能
- PB402に接続したナンバーディスプレイ電話機に、電話番号の表示が可能。
- ※ PB402側に設定が必要
- DHCP管理機能
- クライアントとなるLANdeVOICEが設置されている拠点がDHCP環境でも、IP電話網が構築可能。
- ※ LCS403には要固定IPアドレス
ユニキャスト一斉同報（放送）・会議通話機能
ユニキャスト通信方式を使用し、放送元端末の音声をIPネットワーク経由でLANdeVOICEの各受信端末へ配信、また会議通話システムを構築可能です。
- ※ 一斉同報機能と会議通話機能を同時に使用することはできません。
一斉同報機能
- 最大100の同報先へ一斉同報
- 最大5個の同報グループへ同時同報
- ※ 同時同報する5個の同報グループで、登録同報先が計100を越える場合は、後からの放送を開始することができません。
- 同報中に接続が切れても自動で再接続
会議通話機能
- 最大20者で同時通話
- 最大5個の会議グループで同時通話
- ※ 同時通話する5個の会議グループで、登録話者が計20者を越える場合は、後からの会議通話を開始することができません。
同報 ⁄ 会議グループ機能
- 最大800件の電話番号を登録（LCS403の端末管理システム登録可能件数）
- 最大100個の同報 ⁄ 会議グループを登録
- 同報 ⁄ 会議グループ毎に放送開始音、終了音を設定
マルチキャスト一斉同報（放送）機能
マルチキャスト通信方式を使用し、放送元端末の音声をIPネットワーク経由でLANdeVOICEの各受信端末へ配信します。
数万箇所へのIP告知システム ⁄ 一斉同報システムを構築可能です。
- ※ マルチキャストに対応したネットワーク環境が必要です。LCS403から各受信端末までの配信方式がマルチキャスト、放送元端末からLCS403まではユニキャストとなります。
放送チャンネル設定
放送チャンネル（放送の優先度や放送開始音・放送終了音等が設定された放送の単位）は255放送チャンネルまで登録可能です。
放送チャンネルのグループ化機能
複数の放送チャンネルをグループ化することができます。
最大10グループ（1グループ20放送チャンネルまで、うち1つはチャンネル番号1固定）作成可能です。
例えば放送先拠点別に放送チャンネルを設計した場合、本機能で放送先をグループ化できることになります。
（A地区放送チャンネル、B地区放送チャンネルをグループ化して、AB地区放送チャンネルグループ）
同時同報
最大20放送チャンネル（うち1つはチャンネル番号1固定）で同時同報可能です。
- ※ グループ化している場合は、グループに含まれている放送チャンネル数でカウント
- ※ 受信端末がPBSPシリーズの場合は最大10放送チャンネル（チャンネル番号1含む）
ホットスタンバイによる冗長化対応
- 冗長化機能
- LCS403 2台によるホットスタンバイの冗長化に対応し、より安定した運用を実現。
- プライマリサーバ切断時、自動でセカンダリサーバ経由の運用に切り替え。
- 端末管理、呼制御、ユニキャスト一斉同報 ⁄ 会議通話、マルチキャスト一斉同報機能を冗長化可能。
- 同期機能
- 2台のLCS403の端末管理システムデータを常時同期。
- サーバ切り替え時も同じ運用を継続可能。
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- 同期内容
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- LANdeVOICE端末情報
- ユニキャストグループ情報
- ユニキャスト音源情報
- マルチキャスト放送情報
- マルチキャスト音源情報
- WAVファイル（同報の開始音・終了音等）
- ※ 設定ファイルの内容は同期されません。
PoE対応
PoE（Power over Ethernet）受電が可能です。
LANケーブルからの給電に対応しているので、電源工事なしで設置できます（ACアダプタからの給電も可能です）
接点出力 2ポート装備
接点出力を2ポート装備しています。
- ブザーを接続して、切断時に音でお知らせ
- 回転ライトを接続して、冗長異常時に光でお知らせ
PCのWebブラウザから設定
- 同一セグメントに接続されたPCのWebブラウザから設定
- ブラウザより設定中端末のLEDを点滅させ、誤設定を防止
- ブラウザよりログの確認や再起動
50℃までの動作保証
- 動作保証温度は0～50℃
- 組み込み環境や高温度環境での運用が可能