2003年3月導入
「熊本県阿蘇郡南小国町」公式ホームページ
「きよらの郷」 熊本県南小国町でLANdeVOICEシステムが採用
熊本県初の自治体直営CATVサービスの、IP告知・町内IP電話システムにLANdeVOICEが採用されました。
J-ALERT(パナソニック社製 EA-8001)を追加導入しました(2011年12月)
導入経緯
南小国町では、総務省の補助事業の1つである「新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業」の補助を受け、CATVサービスが整備されました。
CATVサービスは、南小国町全域を対象として、衛星波(BS・CS)、地上波の再送信をはじめ、コミュニティチャンネルによる地域に密着した自主番組の提供及び公共施設を中心としたCATVネットワークの提供となります。
そのCATVネットワークを利用して、地域住民の生活の活性化等を図るため、高度情報化時代に対応したコミュニティネットワークの構築を、LANdeVOICEで実現しました。
尚、今回熊本県初の自治体直営CATV局「みなみチャンネル」が開設されました。
- 希望されていたシステム
-
- IP告知放送
- 町内IP電話
導入システム概要
町内IP電話サービス
ほぼ全世帯の1,500世帯にLANdeVOICE PAMT(後継機種KA02)が設置され、そこにアナログ電話機を接続することで町内IP電話サービスが開始されました。このサービスにより住民間の通話は無料化され、住民間コミュニケーションが増え、地域活性化にもつながっています。
IP告知システム
放送用電柱(27本)、住民宅(1,500世帯)、小学校等の公共施設等に受信用端末が設置されました。
公民館や集会所(41箇所)、役場に設置した放送元端末から、緊急放送やお知らせ等の一斉放送をします。
全拠点への一斉放送のほかに、グループごとの放送も行えます。学区別、地区別、施設別等に分け、放送を行っています。
あらかじめ録音した音源を指定した時刻に自動放送することも可能です。
放送設備が簡素化できるため、宿直室・CATVオペレータ室等、様々な場所からの放送も実現しています。
導入製品
住民宅
告知受信端末 PAMT (後継機種KA02)
- アナログ電話機を接続して、町内IP電話サービスを受けることができます。住民間の通話は無料となります。
- 緊急告知・通常放送など、各住民宅にIP告知放送が流れます。災害・緊急時はもちろん、行事や集会の際に有効利用されています。
- 通話中でもIP告知放送をスピーカーから聞くことが可能です。
放送用電柱
告知受信端末 PAMT (後継機種SP401)
- 町中に設置した放送用電柱のスピーカーと接続して、緊急告知・通常放送など、IP告知放送を流します。災害・緊急時はもちろん、行事や集会の際に有効利用されています。
役場
緊急告知 放送元端末 PASP (後継機種PBSP)
- 役場内の放送室と宿直室に設置し、災害時等、緊急を要する放送をする場合に使用します。この放送は、町内全域、全端末へ放送されます。接続したページングマイクから放送します。
通常放送 放送元端末 PASP (後継機種PBSP)
- 役場内の放送室に設置し、行事等の通常放送をする場合に使用します。この放送は、町内全域、全端末へ放送されます。接続したページングマイクから放送します。
定時放送サーバ
- あらかじめ録音した音源を指定した時刻に自動放送することが可能です。
- グループ放送との組み合わせで特定グループへの定時放送にも対応しています。
IP電話用端末 PAMT (後継機種PB402)
- PBXのアナログ外線(COT)に接続し、町内のIP電話サービスの利用を可能にしています。従来どおりの公衆網との接続も可能です。
公民館
地域放送 放送元端末 PASP (後継機種PBSP)
- 南小国町内には40の公民館があり、公民館からの放送は、その公民館がある地域への放送用として使用されています。接続したページングマイクから放送します。
告知受信端末 PAMT (後継機種KA02)
- アナログ電話機を接続して、町内IP電話サービスを受けることができます。町内の通話は無料となります。
- 緊急告知・通常放送など、IP告知放送が流れます。災害・緊急時はもちろん、行事や集会の際に有効利用されています。
- 通話中でもIP告知放送をスピーカーから聞くことが可能です。
Head End
地域放送 放送元端末 PASP (後継機種PBSP)
- 地域への放送用として使用されています。接続したページングマイクから放送します。
- アナログ電話機を接続して、町内IP電話サービスを利用することができます。町内の通話は無料となります。
- 通話中でも接続したページングマイクから放送が可能です。
呼制御サーバ CPSV (後継機種LCS403)
- 1台の呼制御サーバで1,700台の呼制御管理をおこなっています。(最大2,000台まで管理可能※)
- DHCP環境での運用、住宅側端末管理を可能にしています。
- ディスクレス、ファンレスのため、高信頼性・高耐久性を実現しています。
- 端末管理サーバメンテナンス中も運用可能です。
- ※ 呼制御サーバの複数台カスケード接続にて、2,001台以上の運用も対応可能
端末管理サーバ(システム用)
- 呼制御サーバとの連携により、住民氏名・IP電話番号・所属グループ・管理端末の状態監視、製品の管理番号(シリアルナンバー)の登録や管理を行います。管理端末設定ファイルのアップロード・ダウンロードも可能です。
- コンソール端末のインターネットブラウザを使用し、容易な作業で管理が行えます。
- 管理するLANdeVOICEが多い場合に、導入すると便利です。システムに1台のみ導入します。
- サイズは1Uです。
マルチキャスト一斉同報サーバ MTSV (後継機種LCS403)
- 1台の一斉同報サーバでマルチキャスト(IGMP Ver2)のIP告知放送を行っています。
- 学校区、地域、公民館などでグループ登録を行いました。(最大256グループ)
- 同時に最大10グループ放送可能です。
- ディスクレス、ファンレスのため、高信頼性・高耐久性を実現しています。